小さな建設会社の図面共有|古いPDFを現場へ持ち出さない方法

結論:最新版を見分ける方法を決めずに置き場所だけ変えても、古い図面は現場に出ます。 ファイル名に版を書く、置き場所を1つにする、旧版を別フォルダへ移す。この3つを同時にやって初めて止まります。

3つの置き方を比べる

図面の置き方には、小さな会社で現実的な選択肢が3つあります。

項目チャットに添付共有フォルダに置く施工管理アプリの図面機能
始めやすさすぐ使える置き場所を作る手間導入と設定が要る
最新版の分かりやすさ分かりにくいファイル名の運用次第差し替えで最新版が固定される
現場での見やすさ端末に落ちるアプリで開く図面表示に最適化
協力会社への共有転送されやすい権限を設定できる相手のアカウントが要ることが多い
費用追加費用なし保存容量の費用月額が発生
向く規模図面が少なく改訂もない1〜10人の多くの会社改訂が多い・関係者が多い

どれを選ぶか

多くの1〜10人の会社は2つ目に当てはまります。まず共有フォルダに1本化し、それでも足りなければアプリを検討する順番が無駄になりません。アプリ側の比較は塗装業向け施工管理アプリ比較、保存先そのものの比較は建設会社向けクラウドストレージ比較で扱っています。

最新版を見分ける最小の決まり

置き場所を変えるだけでは足りません。次を決めます。

ファイル名に版と日付を入れる

2609_田中様邸_立面図_v3_20260907.pdf

「最新」「新」「修正版」といった言葉は使いません。人によって意味が変わります。数字だけが確実です。

旧版は消さずに移す

図面/
  ├ (最新版のみ)
  └ 旧版/

消すと、後から「前はどうなっていたか」が確認できません。最新版フォルダに1つしか置かないことが、現場が迷わない条件です。

差し替えた日と担当を記録する

図面フォルダに1つテキストか表を置き、差し替えた日・版・誰が差し替えたかだけ書きます。3行で足ります。これがないと、現場が古い図面を持っていた原因が追えません。

現場へ持ち出すとき

3つ目は忘れられます。月に1回、端末のダウンロードフォルダを見る日を決めておくと確実です。

改訂の連絡

図面を差し替えたら、必ず連絡します。置いただけでは気付かれません。

連絡に含めるのは3つだけです。

「図面を更新しました」だけでは、現場は開き直しません。変わった箇所を1行書くかどうかで、事故の数が変わります。

人数別

1人

自分だけなら、ファイル名の版だけで足ります。旧版フォルダを作るのは、施主とのやり取りが残る工事だけで構いません。

3〜5人

最新版フォルダに1つだけ、の運用を全員が守れるかが分かれ目です。誰でも図面を置けると、同じ図面が2つ並びます。置く担当を1人に決めます。

10人

現場ごとに差し替え担当が変わります。差し替え記録が必須になり、ここで施工管理アプリの図面機能を検討する価値が出てきます。

決めること

協力会社へ図面だけ渡して金額を見せない権限設計は協力会社に図面だけ共有するで扱っています。

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