現場向けインパクトドライバーおすすめ7選|バッテリー・トルク・重さ・全長で選ぶ
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結論:インパクトドライバーは、締付トルクの数字より先に「手持ちのバッテリーで動くか」で候補を絞ります。マキタの18Vを持っているならTD173D、パナソニックの14.4Vか18Vを持っているならEZ1PD1かEZ76A1、HiKOKIのマルチボルト蓄電池を持っているならWH36DDかWH18DC、マキタの40Vmaxを持っているならTD002Gが比較の起点です。 天井や壁際で長く持つ作業が中心で、重さを優先したい人は、10.8VのマキタTD111Dも候補に入ります。
この記事は、内装・設備・電気・大工の職人と少人数の専門工事会社に向けて、メーカー公式ページに掲載された仕様だけを根拠にインパクトドライバー7機種を比べたものです。実機の使用感や締付速度の実測は含みません。
価格・在庫は変わるため本文には書かず、各機種の販売ページで確認してください。並び順は電圧の低い機種から高い機種の順で、Amazonや楽天の売れ筋順位ではありません。
「本体のみ」を買うときのバッテリー・充電器・ケースの確認手順は、マキタTD173DZ「本体のみ」の選び方で詳しく整理しています。この記事は、メーカーと電圧をまたいで機種を比べることに絞ります。

結論:最初に見るのは「手持ちのバッテリー」
インパクトドライバーは、ほかの充電工具とバッテリーを共用する前提で選ぶ道具です。この記事の7機種の公式ページには、別のメーカーのバッテリーを使える記載はありません。同じメーカーでも、電圧の系統が違えば使えないことがあります。
- マキタ18Vのバッテリーがある:マキタ TD173D
- マキタ40Vmaxのバッテリーがある:マキタ TD002G
- マキタ10.8V(スライド式)のバッテリーがあり、軽さを優先したい:マキタ TD111D
- パナソニックの14.4Vか18Vの電池がある:パナソニック EZ1PD1/EZ76A1
- HiKOKIのマルチボルト蓄電池がある:HiKOKI WH36DD/WH18DC
- HiKOKIの18V蓄電池(BSL18XXシリーズ)だけがある:HiKOKI WH18DC
手持ちのバッテリーが無く、これから1社目をそろえる場合は、インパクトドライバー1台ではなく、次に買い足す工具(丸のこ・グラインダー・墨出し器・クリーナーなど)がそのメーカーの同じ電圧にあるかで決める方が、あとで困りにくくなります。
インパクトドライバーを選ぶ6つの基準
- 電圧とバッテリーの互換性:一番差が出る項目です。マキタは10.8V(スライド式)・18V・40Vmaxが別の系統です。パナソニックの2機種は「デュアル」で、14.4Vと18Vのどちらの電池でも動きます。HiKOKIはマルチボルト蓄電池(公式の表記は36V/18V)を使い、WH18DCは18V蓄電池(BSL18XXシリーズ)も使えますが、WH36DDは使えません。
- 重さ(質量の条件):公式の質量は、どのバッテリーを付けた状態の値かがメーカーごとに違います。比べるときは条件を合わせて読みます。容量の大きいバッテリーほど重くなり、パナソニックの公式値では同じ本体でも5.0Ahと3.0Ahで質量が変わります。
- 全長・ヘッドの長さ:間柱の間、天井裏、設備の裏など、本体が入るかどうかが決まる寸法です。メーカーによって「全長」「ヘッド長」と項目名が違います。
- 最大締付トルク:ボルト締めや長いビスでは目安になりますが、測定の条件はメーカーごとに違います。内装の細ビスや化粧材では、トルクの大きさより、弱いモードや自動停止モードがあるかの方が仕上がりに関わります。数字が大きい機種がどの現場にも向くわけではありません。
- 打撃モード・作業用モード:木材・ボルト・テクス(薄板・厚板)など、作業に合わせたモードの数と中身が機種で違います。スマホのアプリで設定を変えられる機種もあります。
- 本体のみか、セットか:7機種とも、本体のみの品番と、バッテリー・充電器・ケース付きのセット品番があります。品番の末尾で中身が変わるため、販売ページの品番と付属品を照合します。

7機種の比較表(メーカー公式仕様)
数値はすべて各メーカー公式ページの掲載値です(2026年10月確認)。最大締付トルクと質量は、メーカーごとに測定条件・装着バッテリーが違うため、括弧内に公式の条件を書いています。
| 機種 | 電源(公式表記) | 最大締付トルク | 最高回転数(公式のモード名) | 最大打撃数(公式のモード名) | 全長など(公式の項目名) | 質量(公式条件) | 本体のみの品番 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マキタ TD111D | 直流10.8V(スライド) | 135N・m | 0〜3,000回転/分(強) | 0〜3,900回/分(強) | 長さ 135mm | 0.97kg(BL1015)/1.1kg(BL1040B) | TD111DZ(青)など |
| パナソニック EZ1PD1 | 14.4V/18V両用(デュアル) | 155N・m(18V・強モード) | 0〜2,700回転/分(強) | 0〜4,100回/分(強) | 全長 98mm | 1.5kg(18V 5.0Ah)/1.3kg(18V 3.0Ah) | EZ1PD1X |
| パナソニック EZ76A1 | 14.4V/18V両用(デュアル) | 170N・m(18V・強/即フルモード) | 0〜2,800回転/分(強) | 0〜3,100回/分(強) | 全長 127mm | 1.7kg(18V 5.0Ah)/1.45kg(18V 3.0Ah) | EZ76A1X |
| マキタ TD173D | 直流18V | 180N・m | 0〜3,600回転/分(最速) | 0〜3,800回/分(最速) | 長さ 111mm | 1.5kg(バッテリ含む) | TD173DZ(青)など |
| HiKOKI WH18DC | マルチボルト蓄電池・18V(BSL18XXシリーズ) | 180N・m(M16高力ボルト・締付時間3秒) | 0〜3,700回転/分(テクス) | 0〜4,000回/分(パワー・ボルト) | 全長 116mm/ヘッド長 114mm | 1.6kg(BSL36A18X装着時) | WH18DC(NN) など |
| HiKOKI WH36DD | マルチボルト蓄電池(残量表示付) | 200N・m(M16高力ボルト・締付時間3秒) | 0〜3,700回転/分(テクス) | 0〜4,100回/分(パワー) | 全長 118mm/ヘッド長 111mm | 1.6kg(BSL36A18BX装着時) | WH36DD(NN) |
| マキタ TD002G | 直流36V(40Vmax) | 220N・m | 0〜3,700回転/分(最速) | 0〜4,600回/分(最速) | 長さ 119mm | 1.6kg(バッテリ含む) | TD002GZ(青)など |
表のトルク・回転数・打撃数は、各機種でいちばん高いモードの公式値です。弱いモードの値や、作業用モードごとの値は各機種の説明に書いています。

各機種の特徴と選ぶ理由
マキタ TD111D|10.8Vで1kgを切る軽さを優先する
10.8V(スライド式)のインパクトドライバーです。公式の質量はBL1015(1.5Ah)装着時で0.97kg、BL1040B(4.0Ah)装着時で1.1kgで、7機種の中で最も軽い公式値です。最大締付トルクは135N・m、回転数は強0〜3,000回転/分・弱0〜1,300回転/分、打撃数は強0〜3,900回/分・弱0〜1,600回/分です。
締付能力の公式記載は、コーススレッド22〜90mm、普通ボルトM5〜M14です。マキタ・HiKOKIの18V以上の機種(コーススレッド22〜125mm)より範囲が狭いため、長いビスやボルト締めが多い現場には向きません。
ボードや器具の取り付けなど、天井や壁際で長く持つ作業が中心の人の候補です。木材向けの「楽らくモード」と、強・弱の2モード切替が付きます。
マキタの10.8Vスライド式バッテリーは、同じ10.8Vスライド式の墨出し器などと共用できます(現場向け墨出し器おすすめ7選)。BL1050Bは取り付けできないと公式に注記があります。
- 向いている人:天井や壁際で長く持つ作業が中心で、7機種で最も軽い公式値(0.97kg・BL1015装着時)を優先したい人
- 注意点:締付能力の公式記載はコーススレッド22〜90mmで、長いビスやボルト締めが多い現場には向きません。BL1050Bは取り付けできないと公式に注記があります。
販売ページで最新価格・在庫を確認:マキタ TD111DZ(本体のみ)
パナソニック EZ1PD1|14.4V/18V両用、全長98mmの短いヘッド
2021年8月発売の機種で、14.4Vと18Vのどちらの電池でも動く「デュアル」方式です。公式の全長は98mmで、7機種の中で最も短い公式値です。メーカーは間柱の間のビス打ちや、配管・設備のある入り組んだ場所での作業を想定して説明しています。
最大締付トルクは18Vで強155N・m・中120N・m・弱40N・m、14.4Vで強140N・mです。打撃数は強0〜4,100回/分、モードは強・中・弱とテクス用です。
別売のアタッチメント(スミ打ち EZ9HX500、アングル EZ9HX501)を本体に固定して、8方向(45度きざみ)に向きを変えて使えます。防塵・耐水はIP56の試験に合格と公式に掲載されています。
電気・設備で、ボックスの支持金具や配管のサドルを狭い場所で留める作業が多い人の候補です。
- 向いている人:パナソニック14.4V/18Vの電池があり、間柱の間や配管まわりなど狭い場所でビスを打つことが多い人
- 注意点:最大締付トルクは18V・強で155N・mで、パナソニックの2機種ではEZ76A1(170N・m)より小さい値です。スミ打ち・アングルのアタッチメントは別売です。
販売ページで最新価格・在庫を確認:パナソニック EZ1PD1X(本体のみ)
パナソニック EZ76A1|14.4V/18V両用、トルクを優先するパナソニック機
2019年8月発売の機種で、EZ1PD1と同じく14.4V/18V両用の「デュアル」方式です。最大締付トルクは18Vで強・即フルモード170N・m、中150N・m、弱26N・mです。「即フル」モードは、トリガーを引くとすぐに強モードの力で回り始めるモードで、正逆同トルクと公式に説明されています。
全長は127mmで、EZ1PD1より長く、質量は18V 5.0Ah装着時で1.7kgです(EZ1PD1は同じ条件で1.5kg)。防塵・耐水はIP56の試験に合格と公式に掲載されています。パナソニックの電池を持っていて、狭さよりボルト締めなどの高い負荷の作業を優先したい人がEZ1PD1と比べる機種です。
- 向いている人:パナソニックの電池があり、狭さよりボルト締めなど負荷の高い作業を優先したい人
- 注意点:全長127mm・質量1.7kg(18V 5.0Ah装着時)で、EZ1PD1より長く重い公式値です。2019年8月発売の機種のため、在庫や販売状況は販売ページで確認してください。
販売ページで最新価格・在庫を確認:パナソニック EZ76A1X(本体のみ)
マキタ TD173D|マキタ18Vで比べるときの基準になる機種
18Vのインパクトドライバーで、最大締付トルクは180N・m、全長111mm、質量1.5kg(バッテリ含む)です。パワーは最速・強・中・弱の4段階、作業用モードは木材・ボルト・薄板テクス・厚板テクスの「楽らく4モード」で、グリップを握ったまま手元のボタンでモードを切り替えられます。
LEDライトは全周リング発光で、照度を3段階で切り替えられます。防滴・防じん「アプト」に対応します。
マキタ18Vのバッテリーをすでに持っている人が、ほかのメーカーと比べる前に基準として見る機種です。本体のみ(TD173DZなど)はバッテリー・充電器・ケースが別売のため、買い方はマキタTD173DZ「本体のみ」の選び方で確認してください。
- 向いている人:マキタ18Vのバッテリーをすでに持っている人
- 注意点:本体のみ(TD173DZなど)はバッテリー・充電器・ケースが別売です。
販売ページで最新価格・在庫を確認:マキタ TD173DZ(本体のみ)
HiKOKI WH18DC|18V蓄電池もマルチボルト蓄電池も使える
HiKOKIの18Vインパクトドライバーで、使える蓄電池としてマルチボルト蓄電池と18V(BSL18XXシリーズ)の両方が公式に掲載されています。HiKOKIの18V蓄電池を持っている人と、マルチボルト蓄電池を持っている人のどちらも候補にできる機種です。
最大締付トルクは180N・m(M16高力ボルト・締付時間3秒の条件)、ヘッド長114mm、質量1.6kg(BSL36A18X装着時)です。モードはソフト・パワー・ボルト(単発・連発)・テクスの5モードで、打撃箇所を3か所にした「トリプルハンマ機構」により振動とカムアウトを抑えるとメーカーは説明しています。
防じん・耐水はIP56です(本体のみ。蓄電池の防じん・耐水は保証の対象外と公式に注記があります)。
公式ページでは、WH18DCのビットは各色とも別売と表示されています。この記事では、販売ページの写真に別売のビットが付いた状態で写っているため、WH18DCの商品写真は載せていません。ほかの機種との違いは、上の比較表と「7機種の電源・最大締付トルク・全長・質量」の図で確認してください。
- 向いている人:HiKOKIの18V蓄電池(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池のどちらかを持っている人
- 注意点:ビットは公式に別売と表示されています。防じん・耐水IP56は本体のみで、蓄電池は保証の対象外と注記されています。
販売ページで最新価格・在庫を確認:HiKOKI WH18DC(NN)(本体のみ)
HiKOKI WH36DD|マルチボルト蓄電池専用、アプリで細かく設定できる
HiKOKIのマルチボルト(36V)のインパクトドライバーです。最大締付トルクは200N・m(M16高力ボルト・締付時間3秒の条件)、ヘッド長111mm、質量1.6kg(BSL36A18BX装着時)です。
使える蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)で、従来の蓄電池(BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660)と、18V(BSL18XXシリーズ)・14.4V(BSL14XXシリーズ)の蓄電池は使えないと公式に明記されています。HiKOKIの18V蓄電池だけを持っている人は、WH18DCと取り違えないよう注意してください。
Bluetooth蓄電池とアプリを使うと、カムアウトを抑える「細ビスモード」(0〜420回転/分)や、スイッチの遊び・回転数などを設定できます。LEDライトは9灯で、照度を3段階に切り替えられます。
- 向いている人:マルチボルト蓄電池を持っていて、アプリで細かく設定したい人
- 注意点:18V・14.4Vの蓄電池と従来の蓄電池(BSL3620など)は使えません。細ビスモードなどの設定にはBluetooth蓄電池とアプリが必要です。
販売ページで最新価格・在庫を確認:HiKOKI WH36DD(本体のみ)
マキタ TD002G|40Vmaxの機種、7機種で最大のトルク表記
マキタ40Vmaxのインパクトドライバーです。最大締付トルクは220N・m、打撃数は最速モードで0〜4,600回/分で、7機種の中で最も大きい公式値です。全長119mm、質量1.6kg(バッテリ含む)です。作業用モードは木材・テクス2種・ボルト3種の「楽らく6モード」で、別売の通信アダプタ(ADP11)と専用アプリで各モードを調整できます。
公式ページで使用できるバッテリーとして載っているのは40Vmaxのバッテリー(BL4020〜BL4080Hなど)で、マキタ18Vのバッテリーは載っていません。防じん・防水はIP56(バッテリIP56)と「アプト」です。
金物ビスや長いコーススレッドが多い大工・木造の現場で、すでに40Vmaxの工具を使っている人の候補です。マキタ18Vだけを持っている人には、TD173Dの方が手持ちのバッテリーをそのまま使えます。
- 向いている人:マキタ40Vmaxの工具をすでに使っていて、金物ビスや長いコーススレッドが多い人
- 注意点:公式の使用バッテリーは40Vmaxで、マキタ18Vのバッテリーは載っていません。アプリで調整するには別売の通信アダプタ(ADP11)が必要です。
販売ページで最新価格・在庫を確認:マキタ TD002GZ(本体のみ)
内装・設備・電気・大工の用途別の選び方
ここでの整理は、公式の仕様と締付能力から見た目安です。現場の条件(ビスの長さ・下地・作業の姿勢・元請けの指定)で必要な機能は変わるため、最後は自分の作業に当てはめて決めてください。
内装(ボード・天井・化粧材)
長時間、上向きや壁際で持つ作業では、重さと弱いモードが効きます。軽さを最優先するならTD111D(0.97kg・BL1015装着時)、18Vクラスで細かい制御をしたいなら、作業用モードの多いTD173Dや、アプリで細ビスモードを設定できるWH36DDが比較の候補です。化粧材に傷を付けたくない作業では、最大トルクより弱いモードの値を見てください。
電気・設備(ボックス・支持金具・配管)
狭い場所に本体が入るかが先に効きます。全長98mmのEZ1PD1と、本体に固定できるスミ打ち・アングルのアタッチメントは、この用途を想定したものとメーカーが説明しています。ほかの機種は全長・ヘッド長が111〜135mmの公式値です。
大工・木造(金物ビス・長いコーススレッド)
長いビスや金物ビスが多い現場では、最大締付トルクと締付能力の範囲が判断材料になります。公式の締付能力は、マキタTD173D・TD002GとHiKOKI WH18DC・WH36DDの4機種がコーススレッド22〜125mm、TD111Dが22〜90mmです。
パナソニックの2機種は締付能力の範囲ではなく、ビスの種類ごとの作業本数(目安)が公式に掲載されています。トルクの公式値はTD002Gが220N・m、WH36DDが200N・mです。
解体・足場(ボルト締め・緩め)
正転・逆転を繰り返す作業では、ボルト用のモードの中身を見ます。EZ76A1の「即フル」は正逆同トルク、TD173Dのボルトモードは逆転でナットが緩むと自動で止まる、WH36DDのボルト単発モードは逆転時に自動で減速・停止する(オートスロー)と公式に説明されています。
重さと全長はどこまで気にするべきか
公式の質量は、TD111Dの0.97kg(BL1015装着時)から、EZ76A1の1.7kg(18V 5.0Ah装着時)までの幅があります。18Vクラス以上の5機種(EZ76A1を除く)は、表の各機種の最初の値(パナソニックは18V 5.0Ah装着時)で比べると1.5〜1.6kgです。
差が出やすいのはバッテリーの容量で、18V 3.0Ah装着時ならEZ1PD1は1.3kg、EZ76A1は1.45kgです。軽さを優先する人は、本体だけでなく、どの容量のバッテリーを付けるかまで決めて比べてください。
全長は、狭い場所に入るかどうかを決める寸法です。EZ1PD1の98mmから、TD111Dの135mmまでの差があります。間柱の間や設備の裏に入れる作業が多い人ほど、ここを先に確認する価値があります。
本体のみかセットかの考え方
7機種とも本体のみの品番があり、バッテリー・充電器・ケースは別売です。
- 同じメーカー・同じ電圧の系統のバッテリーと充電器を持っている:本体のみが候補
- 持っていない、または電圧の系統が違う:バッテリーと充電器付きのセットか、別に買い足す前提で比べる
セットの中身(バッテリーの容量・本数、充電器の型番、ケースの有無)は品番の末尾で変わります。マキタTD173Dの例は「本体のみ」の選び方で、末尾の読み方と買う前の確認をまとめています。
購入前に確認すること
- 手持ちのバッテリーの型番:電圧の数字だけで判断せず、使う機種の公式ページや取扱説明書の対応表で型番を確認します(例:WH36DDはHiKOKIの18V蓄電池が使えない、TD111DはBL1050Bが取り付けできない)。
- 品番の末尾と付属品:本体のみかセットか、バッテリーの容量と本数、充電器・ケースの有無を販売ページで照合します。
- 質量の条件:比べる機種のバッテリー容量をそろえて読みます。
- 作業用モード:細ビス・テクス・ボルトなど、自分の作業に合うモードがあるかを確認します。
- ビット:標準付属のビットは機種で違います(マキタは(+)ビット2-65、HiKOKI WH36DDは力こぶビット、WH18DCは公式ページの各色の表示に「ビット別売」と記載)。必要なビットの用意も考えてください。
落下への強さや耐久性は、メーカー公式に比べられる数値が無いため、この記事では比べていません。
よくある質問
インパクトドライバーとドリルドライバーはどう違いますか
インパクトドライバーは、回転に打撃を加えてビスやボルトを締める道具です。この記事で比べた7機種は、いずれも締付能力(小ネジ・ボルト・コーススレッドなど)が公式に掲載されている締付け用の工具です。穴あけや、締めすぎを避けたい繊細な締め付けが中心なら、クラッチ付きのドリルドライバーも比べる価値があります。
トルクが大きい機種を選べば間違いないですか
トルクの公式値は、強いモードで高い負荷をかけたときの目安です。HiKOKIは「M16高力ボルト・締付時間3秒」、パナソニックは「18V・強モード」と条件を書いていますが、マキタの公式ページには測定条件の記載がありません。メーカーをまたいだ単純な比較はせず、自分の作業でよく使うビスやボルトが締付能力の範囲に入っているかを先に確認してください。
採寸や墨出しの道具もそろえたいときは
距離を測る道具は現場向けレーザー距離計おすすめ7選、基準線を出す道具は現場向け墨出し器おすすめ7選、切断・研削は現場向けディスクグラインダーおすすめ6選で整理しています。どれも、手持ちのバッテリーの電圧とメーカーを先に確認すると、工具どうしでバッテリーを共用しやすくなります。
まとめ
- マキタ18V:TD173D(基準になる18V機)
- マキタ40Vmax:TD002G(7機種で最大のトルク表記・アプリで調整)
- マキタ10.8V(スライド式):TD111D(7機種で最も軽い公式値)
- パナソニック14.4V/18V:EZ1PD1(全長98mm・アタッチメント対応)/EZ76A1(即フルモード)
- HiKOKIマルチボルト:WH36DD(18V蓄電池は使えない)/WH18DC(18V蓄電池も使える)
- 判断の順番:手持ちのバッテリー → 作業(狭さ・重さ・ボルト) → モード → 質量の条件 → 本体のみかセットか
仕様はメーカー公式ページの掲載値(2026年10月確認)に基づきます。改定されることがあるため、購入前に公式ページと販売ページで最新の仕様・付属品・価格を確認してください。
